ゲンゴロウのロレーヌ日記

くまのゲンゴロウが,ロレーヌ地方の町メッスに留学しました。

メッスの公園

こんにちは、ゲンゴロウです。

今日はメッスを流れるセーユ川沿いにある公園にやってきました。

 

ここは生物多様性を目指す自然公園で、湿地帯が広がり、様々な鳥類や両生類が生息しています。場所も中心街からさほど遠くなく、休日は家族連れやカップルで賑わいます。

 

この散歩道を、購入したばかりのバイクで疾走してみます。もちろん、くまのゲンゴロウに人間界の法律は適用されませんので、ノーヘルです。

 

一休みしてセーユ川の対岸を眺めてみると、遠くにクールーの教会が見えます。かつて要塞を尋ねたときに立ち寄ったプロテスタント教会です。

 

残念ながら、クールー教会は今、廃寺の危機に立たされています。この問題を解決すべく、保存団体が最近立ち上がりました。ゲンゴロウはそこのマスコットを務めています。

 

桜の季節も終わりに向かっています。メッスで見るのもこれが最後かもしれません。

 

ひとしきりツーリングを満喫した後は、近所のサン=ルイ広場をお散歩。サンパなカフェが集まるこの街一番の繁華街。ゲンゴロウも、よくお友達とここでお茶しています。

 

広場の名前は、もちろん、聖王ルイにちなみます。じっさい、王の彫像も立っているのですが、じつはこれ、聖王ルイを写したものではありません。

 

外見こそ聖王に似ているものの、まったくの別人。本当はルイ13世なんですが、聖王ルイと勘違いされて、広場の名前になったそうです。

 

そうこうするうちに、メッスの遅い陽も暮れます。夕焼けが美しく輝きだす、メッスのもっとも美しい時刻です。

 

今夜の晩御飯のお供は、ポン=タ=ムッソンの修道院で造られた地ビール。余計なものを一切入れないナチュラルなビールで、ほろ苦い大人の味が、ゲンゴロウにピッタリでした。また、お便りします。