こんにちは,ゲンゴロウです。
先日,ポン・タ・ムッソン(Pont-à-Mousson)という街で開催中の「折り紙」展に行ってきました。
最近,お近付きになったフランス人夫婦に,車で連れて行っていただきました。メッスの街から,30分ほどのところにある静かな田舎町です。
日本の浮世絵も同時に展示されて,日本文化への興味をいやがうえにも掻き立ててくれます。ゲンゴロウも八坂神社の版画を目にして,懐かしさのあまり,涙ぐんでしまいました。
素敵な折り紙が,来訪者を迎えてくれます。とりわけ天井からぶら下げられた千羽鶴は圧巻。
ただ,ご祝儀袋まで折り紙として展示されているのには,日本人として,ちょっとだけ違和感を感じます。でも,ご夫妻は,和紙の美しさに感動しておられました。
こちらは折り紙で海の世界を再現。エイやクラゲ,サメにエビまで再現されて,折り紙の奥深さを再認識しました。
その他にも,花やハチまでも見事に表現されています。折り紙の秘めた無限の可能性に,ゲンゴロウも,心を打たれました。
このような古典的な作品に加えて,今回の展覧会では,現代アートとも評すべき作品も多々出展されていました。想像上の動物や恐竜,ホウキに乗った魔女やピエロに貴婦人と,バラエティ豊か。
じつはこの折り紙展の会場は,古くから存在する僧院。ですので,展覧会を見るだけでなく,修道院の内部も見学可能です。次回のロレーヌ日記では,そちらをご紹介したいと思います。また,お便りします。