こんにちは,ゲンゴロウです。今日はいよいよ,パリ滞在最終日。ボン・マルシェに並ぶ老舗デパート,サマリテーヌへ。
サマリテーヌは一度,閉店しましたが,大改修を経て,2021年,リニューアル・オープン。
この改装を手がけたのは,日本人の建築家グループ。曲面を活かした装飾には,周囲の建築物が映し出されます。
歴史的街角に現れた現代的な建築物。この古いものと新しいものの共存こそが,パリの真骨頂。
その後,おじさんたっての希望で,1999年に彼が住んだ最初のアパートへ。
そこはサン=ジェルマン=デ=プレ界隈のヴィスコンティ街24番地。古書店や画廊がたくさん所在することで知られています。
ここの2階の,赤いカーテンの部屋におじさんは住んでいたとの由。家賃は4500フラン。当時のレートで9万円くらい。ちなみにカーテンは青色でした。
建物は由緒あるもので,あのラシーヌが晩年を過ごし,最期の時を迎えました。
サン=ジェルマン=デ=プレといえば,文学や芸術の香り高いカルチエ。そこで,カフェ・ドゥ・マゴと並び称される文学カフェ,カフェ・ド・フロールを訪れます。
サン=ジェルマン=デ=プレ教会の正面には,ルイ・ヴィトン。なぜか,オラウータンの彫刻・・・。
そのすぐ裏に,カフェ・ド・フロールは位置しています。若かりし頃のおじさんにとって,有名カフェは高嶺の花。いつも目の前を横切るだけで,一度も入ったことはないそうです。
ついにパリの老舗カフェで,お茶することができたおじさん。注文はアイスミルク。ぼくはカフェラテ。これでぼくたちの束の間のパリ滞在も終了です。
これにて,ゲンゴロウのロレーヌ日記も幕を閉じます。長きにわたるご愛顧,ありがとうございました。続きは「ゲンゴロウの京都日記 part 2」でお会いしましょう。以下のリンクをクリックください。また,お便りします。