こんにちは、ゲンゴロウです。
メッスの共和国広場では、よく催し物が開催されます。以前の移動式遊園地もそうでした。
今回は様々な出版社が集う直売会。作家さんのトークショウも企画されています。題して「書物の祭典」。180人もの著者がメッスに集結する一大イベントです。
広場には中心となる大きなテントのほか、食事や飲み物を供するスタンドが設置されています。
さっそくメイン会場に入ってみましょう。ずらりと並んだ書店ブースが、圧巻です。ぼくにでも読めるフランス語で書かれた簡単な本を探してみます。
書籍を購入すると、その場で著者のサインがいただけるという貴重な機会。だから来場者もこんなにたくさん。ぼくのお目当ての作家さんがおられたのですが、人気作家だけあって大行列。やむなく諦めました。
コミック書店には、もちろん、日本の漫画のフランス語訳が勢揃い。若い人たちが次々とお買い上げ。やっぱり「MANGA」は人気があります。
あっ、トークショーの時間になりましたので、別の会場に移動します。詳細は、またの機会にご報告します。
話は変わりますが、先日、ソルシー島の近くで、農家の抗議行動に出会いました。巨大なトラクターを連ね、クラクションを鳴らして大行進。
道路に撒き散らされた堆肥(?)。壁に掲げられた横断幕の訴えは「食料提供者をリスペクトせよ。サント=ソリーヌへの支持を」。
サント=ソリーヌとは、今、話題沸騰の問題。建設予定の巨大溜池を巡って、賛成派と反対派が激しく争っています。フランスは環境問題に熱くなる国なんです。
例の年金改革の問題も含め、この国は今、混沌としています。フランスはこれからどこへ向かうのでしょうか。そんな事を考えながら、お気に入りのカフェ「オ・スール」でクランブルを頬張りました。また、お便りします。