ゲンゴロウのロレーヌ日記

くまのゲンゴロウが,ロレーヌ地方の町メッスに留学しました。

ブザンソンを歩く(その1)

こんにちは,ゲンゴロウです。アルケスナン見学後,列車で30分ほどの地方都市ブザンソンに向かいます。

 

ブザンソンはフランシュ・コンテ地方の中心都市。人口はメッスとほぼ同じくらいで,大学もあります。ここの大学は毎夏,世界中からフランス語教師を集めて,厳しい研修を行うことでも知られています。


メッス同様,こちらでも日本文化がけっこうメジャーなようで,大掛かりな催し物が企画されていました。

 

日本ブームの流れに棹差して,弁当箱(Boite Bento)も売っています。でも47ユーロと85ユーロって,すごい高価。ゲンゴロウには手が出ません。

 

ブザンソン出身の有名人としては,映画の創始者リュミエール兄弟がいます。こちらが彼らの生家。

 

でも,この街が輩出した一番の有名人は,何と言ってもヴィクトル・ユーゴー。その生家は今,記念館として,ファンの訪れを待っています。

 

ちなみにお隣には,フランスでもっとも古い理髪店。やっぱりこの街の出身だったプルードンも,ここで髭をそったのかも?

 

内部にはユーゴ関連の品々が展示されています。たとえば当時のカリカチュアやユーゴーの出生記録(複製)等です。

 

数年前に訪れたパリのユーゴー記念館を懐かしみつつ,思い出ノートに,自分なりのフランス語で書き込みをしてみました。

 

またブザンソンは時計産業で発展したことでも有名。街の観光案内標識のデザインも時計です。

 

「時の博物館」は様々な時計や,時間をテーマにした絵画などを展示しています。

 

メインは,もちろん膨大な時計コレクション。古典的な柱時計や懐中時計のほか,種々な意匠を凝らした時計がところ狭しと並んでいます。

 

でも時間は残酷です。誰にでも有限なのですから。それを表すかのように,死神の鎌を構えるキューピッド。

 

世界で一番高価な懐中時計「ルロワ01」。ポルトガルの大富豪が,西暦1900年に発注したものだそうです。

 

この日のブザンソンはけっこう暑く,自家製アイスクリーム屋さんで涼を取ります。注文は,チョコレートとフランボワーズのアイス。

 

甘いものを控えるおじさんは,キッシュのサラダセット。これでふたりとも元気百倍。また明日もブザンソン案内を頑張ります。また,お便りします。