ゲンゴロウのロレーヌ日記

くまのゲンゴロウが,ロレーヌ地方の町メッスに留学しました。

ブザンソンを歩く(その2)

こんにちは,ゲンゴロウです。ブザンソン観光の2日目。今日はこの街一番の名所,ヴォーバンの城塞を訪ねてみます。

 

そのための必須アイテムがツーリスト・パス。制限時間内ならバスやトラムに乗り放題。おまけにいくつかの美術館や博物館が無料。じつは昨日のユーゴー記念館や時の博物館も,これで見学させていただきました。

 

さて,交通の要所に位置するブザンソンは,古来より戦略上の拠点として,争奪の対象となりました。『ガリア戦記』にも激戦の舞台として登場するほどです。

 

しかもドゥ川が市街地を囲うように流れているため,街全体が天然の要害と化しています。

 

その街を見下ろす小高い丘の上に,要塞が築かれました。


例えて言うならば,ブザンソンの旧市街は,城塞から左右に伸びるドゥ川に抱き抱えられているのです。

 

設計者はヴォーバン。ゲンゴロウが2月に訪ねた,あのロンウィ城塞の設計者です。

 

城塞の入り口。高い石垣と深い堀に囲まれた難攻不落の要塞。

 

面白いのは,城塞の中には動物園があること。


フランスの動物園の特徴ですが,羊や兎もいて,なんかちょっと家畜園っぽいところも魅力。

 

ここのスターは虎なのですが,残念ながら,暑さのため,ねぐらから顔を出してくれません。かわりにクマさんの頭骨と記念撮影。

 

お城見学はこれくらいにして,今から街に降りて,美術館見学に乗り出します。

 

でも,その前に昼食。じゃがいもとソーセージを,カンコワイヨット・チーズに浸して食べる,いわば真夏のチーズフォンデュ。これをフランシュ・コンテの地ビールと食すと最高。また,お便りします。