ゲンゴロウのロレーヌ日記

くまのゲンゴロウが,ロレーヌ地方の町メッスに留学しました。

メッス植物園

こんにちは、ゲンゴロウです。

本日は久しぶりに快晴。そこで、前から気になっていた植物園に行ってまいりました。

 

植物園はメッスの隣町モンティニー=レ=メッスに所在しています。中心街からは、歩いて30分くらいの所です。

 

その歴史は古く、創設は19世紀初頭。なので、既にして200年の歴史を有しています。

 

広い園内をママチャリで縦横無尽に疾走。春風が頬を優しく撫でて、心地よい。

 

ここの一番の売りは、巨大な温室。しばらく工事中で見学できなかったのですが、ようやく一般開放されました。さっそく入ってみましょう。

 

温室だけあって、湿度と温度がものすごい。カメラのレンズも、あっという間に曇ってしまいました。とりわけ湿気は、ぬいぐるみの大敵。長時間の滞在は不可能。

 

気を取り直して、カメラの水滴を拭い、撮影を開始。室内は「熱帯植物」や「植物の進化」などのテーマごとに整備されています。

 

強烈な色彩の花。その毒々しいほどの赤は、熱帯植物ならではでしょう。

 

植物園には、コザクラインコやオカメインコも飼われています。やっぱりカラフルで、異国情緒たっぷり。

 

なぜか竹林も整備されていました。その涼やかさが、京都の嵐山を思い出させてくれます。みなさん、お元気ですか。

 

他にも藤棚や錦鯉も見ることができ、故国への思いを掻き立てます。どこかで藤棚が見れないかなぁ。


園内を周回するミニ列車。子供ばかりか、大人たちまで楽しんでいるのが微笑ましい。ぼくも乗りたかったのですが、小さすぎて断られてしまいました。

 

名残の春を惜しんで、ピクニックにやって来た人々。こんな平和な日が、いつまでも続くことを望んでやみません。

 

己が名を ほのかに呼びて 涙せし 十四の春に かへる術なし(啄木)

ゲンゴロウも、過ぎ去った時間を惜しみつつも、過去に拘泥することなく、前進するのみ。また、お便りします。