ゲンゴロウのロレーヌ日記

くまのゲンゴロウが,ロレーヌ地方の町メッスに留学しました。

アルザス紀行(その6):エギスハイム

こんにちは,ゲンゴロウです。ツアー最後の訪問地はエギスハイム。アルザスワイン発祥の地として有名です。

 

そこでまずはガイドさんの案内で,醸造所を見学。

 

葡萄の葉をモチーフにしたシャンデリア。カーヴに相応しい装飾です。まるで木漏れ日のような光で,醸造所を明るく照らしてくれます。

 

ここが素晴らしいのは,3種類までであれば無料で試飲ができること。

 

ずらりと並ぶ自慢の品々。どれでも好きなお酒を選べるとの由。ここはやっぱり,アルザス特産の白ワインでしょう。

 

ソムリエさんのお勧めは「ミュスカ」という葡萄から作られた白ワイン。この地方独特の品種で,今までに味わったことのない深みのある白ワインでした。

 

なので,お土産はミュスカの白ワイン。これでわずか7ユーロですから,とってもお得。

 

ドイツに近いアルザスでは,もちろんビールもよく飲まれます。だからビールフレーバも,たくさん売られてました。

 

そこからエギスハイムに入ります。すでに夕方5時を回っているので,少々急ぎ足で散策開始。

 

ここにも至る所にコウノトリの巣が。それもかなりの数で,うっかりすると住民を上回るのでは,と思われるほど。

 

中にはすっかり人馴れして,レストランに余り物をもらいに来るコウノトリもいるとか。

 

ここは教皇レオン9世の出身地でもあります。だからなのか,教会の内装も立派でした。

 

このマリア像は,体内にイエス像を納めるようになっています。中世に大流行した形式ですが,「マリアの胎内を暴くとは不敬である」とされて,多くが破壊されました。現存しているのは,アルザス地方の2体だけだそうです。

 

散策を続けましょう。この街もまた城壁に囲まれていますが,さらに壁に沿って住居が作られています。その不揃いな石畳がなんとも言えない古都感を醸し出しています。

 

この風景は,映画『美女と野獣』のモデルになったことでも有名。ガイドさんによれば,撮影スタッフはここでのロケを希望したのですが,それが叶わなかったため,この風景をそっくりそのままスタジオに再現したそうです。

 

こうしてぼくの弾丸ツアーも終りを迎えました。もう一生分の「フランスの美しい村」を堪能した気がします。また,お便りします。