ゲンゴロウのロレーヌ日記

くまのゲンゴロウが,ロレーヌ地方の町メッスに留学しました。

王様になった日

こんにちは,ゲンゴロウです。

先日,独りぼっちのガレット・デ・ロワを憐れんで,フランス人が王冠とフェーヴをプレゼントしてくれました。

 

金があしらわれたシロクマさんと,アルザス地方を象徴するコウノトリのフェーヴ。

来年のガレットには,これを仕込んで,お祭りしたいと思います。

 

王様になれて嬉しさのあまり,王冠を被って街を闊歩します。

片手にはトリコロールのフランス国旗。口ずさむのは,もちろん国歌の「ラ・マルセイエーズ」。

 

じつは当日は物凄い暴風の吹き荒れた日で,大切な王冠も,あっさりと吹き飛ばされてしまいました。やっぱり紙の王冠での散策は,ちょっと無理があったかもしれません。

 

それにしても,この日は本当に風の強い日でした。

ご覧のとおり,フランス国旗も激しくたなびいています。

 

ところでメッスの街は,いたる所で王冠をモチーフにした街灯を見ることができます。

てっぺんにチョコンと冠を被せられて,とっても可愛らしい街灯です。

 

今日の散歩のゴール地点は,サン・テチエンヌ大聖堂。

教会のレリーフをじっくり見てみましょう。

 

初めて気づいたのですが,教会の壁にはキリスト磔刑図が刻まれています。他にも動物やら妖怪やらが彫り込まれていて,それが何の象徴であるのか,勉強したくなりました。


撮影中も行き交う人に微笑まれて,気分のいい1日でした。やっぱり国旗を掲げているからなのか,それとも王冠を被っていたからなのか,どっちでしょうか。国旗は共和派の目印,王冠はもちろん王党派。でも,日本から来たくまはニュートラル。

また,お便りします。