ゲンゴロウのロレーヌ日記

くまのゲンゴロウが,ロレーヌ地方の町メッスに留学しました。

ムセメン,モロッコのお好み焼き

こんにちは,ゲンゴロウです。

少しずつですが,メッスの街にも春の気配が訪れています。

 

自宅近くの日時計も,陽光を浴びて,正午を告げています。時刻もくっきりと浮かび上がって,なんか素敵な午後になりそうな予感。

 

久しぶりに,近所のスーパ「カルフール」の日本食コーナを訪ねてみました。ご覧のとおり,カップ麺が棚を埋め尽くしています。

 

フランス人に大人気のお寿司コーナーの充実度は,半端ありません。とりわけ人気なネタはサーモン。これが入っていない寿司セットはありえません。

 

でもゲンゴロウのお目当ては,チーズ棚。フランス各地のチーズが集結していて,いつも選ぶのに迷ってしまいます。

 

この日,ぼくが選んだのはノルマンディー地方の「ヌーシャテル・チーズ」。ハート型が特徴的な白カビチーズ。100年戦争の時,英国軍兵士にフランス人女性が送ったのが起源と言われるほど,古くからあるチーズです。

 

昼食はいつもの市場で。本日のセレクトは,モロッコの名物料理「ムセメン」。平べったいパンなのですが,これに色んなものをサンドして食べるのが美味しいんです。

 

注文すると,熱々の鉄板で温めてくれます。ぼくが選んだ具は,ちょっとだけヘルシーに,チーズとほうれん草。日本のお好み焼きに近い気がします。

 

お腹も満たされて,優しい気持ちになりました。そんなゲンゴロウの気分を表すのに,ぴったりなフランス語がこちら「Générosité」。寛容さ,という意味。これからも,色んな人に対して,いつも寛容でありたいと思います。また,お便りします。