ゲンゴロウのロレーヌ日記

くまのゲンゴロウが,ロレーヌ地方の町メッスに留学しました。

ガレット・デ・ロワ

こんにちは,ゲンゴロウです。

今,フランスはガレット・デ・ロワの季節。これは公現祭にいただくお菓子。公現祭は本来1月6日ですが,とりあえず1月いっぱいは,このパイが店頭に並びます。

 

中身はシンプルにアーモンドのペーストだけ。これを切り分けて食べるのですが,その中にかならずフェーヴと呼ばれるおもちゃの王冠が入っています。これを引き当てた人が王様になれます。

 

そもそもガレット・デ・ロワとは「王様のお菓子」の意。でも,じっさいには王冠のミニチュアだけじゃなく,色んな種類のおもちゃがあって,これをコレクションしている人もいるほど,バラエティに富んでいます。

 

ゲンゴロウはホール単位で購入しても,とうてい食べきれませんので,一切れのみ購入。もちろん,フェーヴは入っていません。なので,別のパン屋さんで,フェーヴのセットを購入しました。

 

それがこちら。フランス民族衣装を着たセラミックの人形たち。お値段はけっこう高くて43ユーロ。いっしょに眺めていたフランス人のおばさんは,「高いわね〜,めまいがするわ」と憤っていました。

 

でも,留学の思い出に,奮発してみました。自宅に持ち帰り,眺めてみると,人形たちが思いのほか可愛らしくて,見ているだけで癒やされます。

 

バスク地方の民族衣装。バスクとは大西洋岸のスペイン国境に広がる地域で,独自の文化が花開く場所です。

 

こちらはブルターニュの子どもたち。ブルターニュはフランス最西端の半島で,ドルメンなどの巨石群やクレープで有名。

 

ランド地方の少年。古くはアキテーヌと呼ばれ,ボルドーがその代表的な都市です。

 

黒い頭巾はもちろん,アルザス地方の民族衣装。

黒い前掛けも可愛らしい感じ。

 

それでは,ひとり王様気分で頂戴します。来年は沢山の人といっしょにお祝いして,ふつうに丸ごと一個購入したいな。

また,お便りします。