ゲンゴロウのロレーヌ日記

くまのゲンゴロウが,ロレーヌ地方の町メッスに留学しました。

ポン・タ・ムッソンの修道院

こんにちは,ゲンゴロウです。

先日申し上げたように,折り紙展の会場は,古い歴史を持つ僧院。フランス最古の大学が置かれたところでもあります。

 

この修道院の中庭では,薬草が栽培されていました。これを用いて病人を治癒するなどして,一種の病院として機能していたとの由。

 

内部は広大で,食堂や回廊は圧巻の迫力。ご夫婦によれば,大学の学術会議なども開催されたりするらしいです。じっさい,この日は,礼拝堂を貸し切っての結婚式が行われていました。

 

ゲンゴロウも修道僧になった気分で,大理石の階段を昇り降りしてみます。くるくる回って,ちょっとめまいを覚えなくもない。

 

この螺旋階段は,支柱がなく,そのアーチの生み出す力だけで,支えられています。言ってみれば,日本の眼鏡橋と同じ原理ですね。

 

この不思議な階段を,あたかも支えるかのように,アトラスが彫り込まれています。アトラスと言えば,地球を支えるギリシア神話の巨人ですね。


とりわけても素晴らしいのが,豪華なシャンデリア。説明書きによると,総重量650キロ。どうしてこれが落下せずにいるのか,謎です。

 

展覧会を見学した後,周辺のロレーヌ高原を車で案内いただきました。この日は荒れ模様の天気でしたが,西日が差すと,眼前に虹が出現。

 

その後も,虹は現れ続け,最後はダブルレインボーで締め。今まで見たどんな虹よりも,くっきりとして,美しい虹でした。こんな景色に巡り会えるなんて,ゲンゴロウは幸せものです。また,お便りします。