ゲンゴロウのロレーヌ日記

くまのゲンゴロウが,ロレーヌ地方の町メッスに留学しました。

日本祭に行きました

こんにちは,ゲンゴロウです。

本日,メッス郊外の青少年育成センターで行われた日本祭に行ってきました。

 

ここはボランティアによって運営されている文化・教育施設です。今日はここで日本文化を紹介するイベントが行われると聞き,バスに乗ってやってきました。

 

この催しは数日間に渡って行われます。別の日には,桃太郎の人形劇も予定されていました。でも本日の目玉は合気道の演武で,希望者は参加も可,とのことでしたが,ビビリ屋のゲンゴロウは遠くから見学するだけ。

 

漫画の歴史や意義を詳しく紹介したパネル展示や,コミック読み放題コーナー,それに紙芝居の実演やコスプレ大会など,プログラムは盛りだくさん。先着50名には大福餅も振る舞われたらしいのですが,遅刻したゲンゴロウは残念ながらゲットできませんでした。

 

ぼくが一番面白かったのは,ボードゲーム・コーナー。なかでも「スパイシー」というゲームにハマりました。シンプルながら,心理戦が奥の深いゲームです。

 

日本の生活スタイルを紹介する展示もあります。たとえば洋服にアレンジした着物や,折り紙など,なかなか素敵です。特に折り紙は,本当に上手。

 

日本の食卓を再現したのがこちら。これがフランス人の抱く日本の食事風景なんですね。ちょっとだけ,ゲンゴロウのジャパン・ノスタルジーが掻き立てられました。

 

日本の枯山水のミニチュアでしょうか。仏像がエキゾチックで,沢山の人が食い入るように眺めておられました。

 

会場はたくさんの来場者でごった返し。あらためてメッス市民の日本への関心の高さを認識しました。ちょっとだけ,日本のクマであることを誇らしく思いました。

 

見学を終えて,故郷が懐かしくなったゲンゴロウ。さみしさ紛らわしに市場に立ち寄ったところ,なんと,季節外れのスイカを発見! なんでもモーリタニア産だとのこと。1キロ約3ユーロ(420円くらい)ですが,ここは奮発して一切れ購入。

 

セーターを着て,暖かい部屋にいながら,夏の風物詩を頬張るのも乙なものです。味はさっぱりしているのですが,果肉の食感は日本産とは異なり,綿のようにフワフワした感じで,不思議な感覚を覚えました。また,お便りします。